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JR東、特急による長野県産野菜の首都圏直売を実証

2021年9月13日 (月)

ロジスティクス東日本旅客鉄道(JR東日本)は13日、特急列車を使って長野県産野菜を東京都内で直売する実証実験を開始すると発表した。JR中央線辰野駅(長野県辰野町)に設けた「JRE農業ステーション辰野駅」で集荷した地元の朝どれの農産物を、在来線と特急「あずさ」で東京都内に輸送し、その日の午後に八王子駅(東京都八王子市)構内の「やまたまや」で販売する。鉄道会社が旅客列車を使って産地直送の農産品を都市部で販売する取り組みが、全国レベルで広がってきた。

販売までのイメージ(出所:JR東日本)

通常は生産地の近くでしか手に入らない朝どれ野菜を、鮮度が高い状態で販売する。当面は、早朝に収穫したブロッコリーを発泡スチロールに氷を詰めて出荷し、1個250円で販売する。集配拠点となるJRE農業ステーション辰野駅は、農産物の流通プラットフォーム事業などを展開する農業総合研究所が運営する。

▲「JR東日本が考えるローカルDX(デジタルトランスフォーメーション)」について(出所:JR東日本)

9月14日から11月30日まで、祝日の場合を除いて毎週火曜日と木曜日に実施する。販売は列車の到着後、準備出来次第開始するが、9月14日から10月11日までは14時頃、10月12日から11月30日までは16時30分頃となる見通し。