国内アゼルバイジャンのギュルセル・イスマイルサーデ駐日大使はこのほど、超極細繊維ナノファイバーを採用した高機能マスク、高機能マスクフィルターの製造販売を手がけるいぶきエステート(仙台市青葉区)の工場を視察し、同国の物流上の利点をアピールして将来的な工場移転を呼びかけた。
大使は10日、アゼルバイジャン国内経済特区への企業進出や中東・ヨーロッパへの販路拡大へ向けた連携協力を目的に、宮城県大崎市の同社ナノファイバー工場を視察。かねてからいぶきエステートのナノファイバー、ナノファイバーマスクの性能に関心を寄せていたという。
実際に工場で製作されたナノファイバーに触れ、同社の中村望会長の説明を受けるなどした後はナノファイバーの製造の様子とナノファイバーマスク「MIKOTO」(ミコト)の製造状況を視察。海運や鉄道などの物流面などのメリットを挙げ、「医療の分野でアゼルバイジャンと日本の協力が少ないが、将来的にはアゼルバイジャンに工場を建設し、高機能マスクを生産できるようになれば」と話した。同社は「今後も国内外へとより良い製品が配達できるよう精進していく」としている。















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