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三井倉庫HDが通期上方修正、経済回復受け改善

2021年8月3日 (火)

財務・人事三井倉庫ホールディングス(HD)は3日、2022年3月期の通期業績予想を上方修正した。ことし5月11日に公表した前回予想数値について、営業収益を2370億円から2570億円に、営業利益を132億円から160億円に、経常利益を125億円から153億円に、親会社株主に帰属する当期純利益を76億円から92億円にそれぞれ引き上げた。

主力の物流事業について、前期の前半に顕著だった、新型コロナウイルス感染症拡大に伴う経済活動の停滞からの回復により、フォワーディングや港湾運送業務におけるコンテナ荷役の取扱量が戻ったことから、収益が改善。収益を押し上げる効果のある、海上コンテナ不足による航空輸送へのシフトも長期化が予想されることから、通期業績の上方修正に踏み切った。

同日発表した、2022年3月期第1四半期連結決算は、営業収益が前年同期比20.9%増の683億2700万円、営業利益が同73.5%増の55億6500万円、経常利益が同68.3%増の56億2100万円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同59.1%増の32億3700万円で、第1四半期では2年ぶりの増収増益だった。