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スペクティ、第三者割当増資で防災技術開発を加速

2021年9月15日 (水)

サービス・商品Spectee(スペクティ、東京都千代田区)は15日、NECキャピタルソリューションなどが運営するファンドを引き受け先として、第三者割当増資を実施したと発表した。

スペクティは、世界中で起きる気象・自然災害は人々の安全だけでなく、企業の事業活動にも大きな影響を与える大きな社会課題であると位置付け、AIを活用したデータサイエンスを通じて、被害状況の可視化や予測、物流やサプラチェーンのリスク管理などに取り組んでいる。

NECキャピタルソリューションは、事業活動そのものが社会的価値を創造すると同時に、企業として求めるべき経済的価値を創出するCSV(共通価値の創造)経営の実現を目指す。気候危機という世界的な社会課題に対応するソリューションとしてスペクティの取り組みに共感し、スペクティへの出資を通じて、技術の発展と持続可能な社会の構築に共同で取り組む。

スペクティは、今回調達した資金をデータサイエンスを中心とした防災技術の開発と「Spectee Pro」(スペクティプロ)の事業促進にあてる予定。スペクティプロは、SNSや気象データなどから解析した災害情報をリアルタイムに配信するほか、河川や道路などに設置されたカメラや衛星データなどを活用したAI(人工知能)による解析・予測情報を提供するシステム。自治体や企業が、防災やBCP(事業継続計画)、交通や物流の安全やサプライチェーンのリスク管理などを目的とした採用が進んでいる。