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運送業の路面・気象情報活用で3社が実用化検討

2021年10月18日 (月)

環境・CSRSpectee(スペクティ、東京都千代田区)は18日、日本気象協会、トランストロンと共同実施した、AIなどの先進技術を活用した車両の運行データ解析によって運送事業者の安全な運行を可能にする「路面情報や周辺気象情報の抽出」実験で有効なデータが得られたとして、3社で実用化に向けた検討を始めると発表した。

実証実験では、トランストロン製デジタルタコグラフを導入している幸楽輸送(札幌市清田区)、池田運輸(富山県富山市)の協力を得て、走行中に取得した路面の画像データを日本気象協会の気象データ、スペクティのAIで解析、乾燥・湿潤・凍結・積雪といった路面状態を判定した。

同社は「今回の実証実験の結果を基礎にして、今後さらに試行を重ね、早期の社会実装に結び付け、防災などへの活用を進めていきたい」とコメントしている。

▲車両の運行データ解析のイメージ(出所:Spectee)