JILS｢物流改善研究会｣開始、管理水準向上を目指す

行政・団体日本ロジスティクスシステム協会（JILS）は14日、10月29日から「物流改善研究会」を開催すると発表した。物流改善に取り組む管理者や現場リーダーなどを対象に、物流現場の視察におけるポイントを解説するほか、オンラインでの現場視察や改善提案に関する研究・意見交換などを目的とするもの。取り組みに関する情報をメンバー間で共有することで、各社の物流管理レベルの向上を目指す。

出所：JILS

初回の会合では、物流改善に向けた視察や提案などの取り組みを進めるうえでの視点や考え方、改善の進め方などを、参加メンバー間で共有。2回目以降の会合ではZoom（ズーム）を利用して実際の物流拠点を視察する。視察先としてビデオレンタル業などを展開するゲオ（名古屋市中区）の「ゲオ岩倉流通センター」（愛知県岩倉市）、カリモク家具（愛知県東浦町）の「藤江倉庫」（同）を予定する。

視察後は参加メンバーが問題点や改善策について意見交換し、改善策を視察先企業に提案。視察先企業は提案を踏まえて、2か月から3か月かけて改善に取り組み、その内容や結果、継続的な課題をメンバー間で共有する。