ロジスティクスヤマトホールディングスは16日、同社の「東京2020オリンピック・パラリンピック特設サイト」を更新し、大会期間中に輸送した物品の数量を発表した。同社は大会の「オフィシャル荷物輸送サービスパートナー」を務めた。
輸送したコンピュータやディスプレイなどの「テクノロジー機材」は10トントラック750台分で、大型複合機は400台。椅子やテーブル、事務用品などの「家具・什器」は24万8000ピース、会場フェンスや鉄柵などの「規制用品」は17万5000本に及んだ。計時機器は300台で、放送機材は10トントラック2000台分。
競技に関する品目では、球技用のゴールや機材などの「競技物品」は10トントラック1100台分で、床材などの「競技用設備」は400台分。競技用の銃は900丁、自転車は400台、車椅子は700台、ヨットは530艇、カヌー・ボートは320艇だった。
メダルは4800個で、表彰台は518ピース。ドーピング検査などの検体数については「シークレット」としている。なお、通関した航空貨物は1100トンで、海外からのコンテナは40フィート換算で4000本に上った。
同社は、関係者に謝意を示すとともに「車両台数1万1000台、7700人の総力を結集し、大会期間中の物流設計と実行を安心、安全に完遂しました」と報告。「東京2020大会を運び終えることができました」とコメントしている。