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日フィリピン物流政策対話、低温物流網推進を確認

2021年9月17日 (金)

行政・団体国土交通省は16日、9月13日に開催した「日フィリピン物流政策対話・コールドチェーン物流ワークショップ」の開催結果を発表した。フィリピンとの間で物流政策のあり方について検討するとともに、コールドチェーン物流にかかるワークショップを行った。

物流政策対話では、両国の物流政策やコールドチェーン物流の促進にかかる取組について情報共有するとともに、フィリピンの物流における外資規制や交通渋滞などの課題について日本側より問題提起し、改善に向けた取組状況を確認。コールドチェーン物流ワークショップについては、日本の物流関連事業者よりコールドチェーン物流を支える物流機器や技術等が紹介されたほか、日本の関係省庁や関係機関より、東南アジアにおけるコールドチェーン物流の構築に向けた取り組みなどについて意見を交わした。

フィリピンコールドチェーン協会は、フィリピンにおけるコールドチェーン物流サービスの現状について説明。冷蔵・冷凍食品の需要の増加に伴い、コールドチェーン産業が大幅に成長する見通しであるとの認識を示した。

国交省は、日本とアセアン諸国との交通連携の枠組みのもと、2国間による物流政策対話やワークショップを2009年より定期的に開催。両国の物流政策に関する情報交換を行うとともに、我が国の物流システムのプロモーションなどを通じて物流事業者の海外展開を支援している。