行政・団体国土交通省は8日、「日フィリピン物流政策対話・コールドチェーン物流ワークショップ」を9月13日に開催すると発表した。日本の高品質な物流システムの海外展開に向けた環境整備を図る。
国交省は、日本とアセアン諸国との交通連携の枠組みのもと、2国間による物流政策対話やワークショップを2009年より定期的に開催。両国の物流政策に関する情報交換を行うとともに、我が国の物流システムのプロモーションなどを通じて物流事業者の海外展開を支援している。
今回のフィリピンとのワークショップも、こうした取り組みの一環。フィリピンとの間で物流政策のあり方について検討するとともに、コールドチェーン物流にかかるワークショップを行う。具体的には、コールドチェーン物流を支える機器や技術、支援策を紹介するとともに、国際標準化の重要性について両国間で共通認識とする。
国際物流政策をめぐっては、日中韓物流大臣会合を8月23日に開催し、強靭な物流ネットワークの推進など3点を目標とする共同声明を採択するなど、連携策を模索している。