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ONE、各国政府に海運脱炭素化促す提言に賛同

2021年9月27日 (月)

環境・CSRオーシャンネットワークエクスプレス(ONE)は24日、同社も参加する国際的な企業連合「Getting to Zero Coalition」(ゲッティング・トゥ・ゼロ・コーリション、GTZ)が各国政府に対して行う「海運の脱炭素化に向けた行動提言」の趣旨に賛同すると発表した。GTZには海運の脱炭素化を目指す海運会社やエネルギー会社など150社以上が参加している。

提言は、2050年までの海運のゼロエミッション化実現に向けた政策を各国政府に期待するもので、今秋にも実施する見通し。具体的には、産業横断的な実証プロジェクトの支援や、30年までに船舶や燃料などのゼロエミッション化を標準化する政策の導入などを求める。

ONEは、シンガポール政府が今夏に設立した「海事脱炭素化国際センター」(GCMD)にも参加しており、1億2000万シンガポールドル(98億円)を投じて、海運業におけるエネルギー転換を進める考え。今回の発表においても「多額の投資で業界の脱炭素化を推進する役割を果たす」とコメントしている。

24日には同社に出資する日本郵船も、同提言への賛同を発表している。

日本郵船、各国政府への海運脱炭素化提言に賛同