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サービス・商品大日本印刷は27日、メーカーの商品情報を卸・小売・流通の企業ごとに異なるデータフォーマットに合わせて自動変換して提供するサービス「La Connect」（ラコネクト）の提供を開始する、と発表した。
メーカーが自社商品の情報を卸・小売・流通に提供する際、現状は各社で異なるデータフォーマットに合わせて商品情報を入力する業務負荷が課題となっている。これに対し、大日本印刷はメーカー各社の商品情報を一元管理し、eBASEやインフォレックスなどの業界標準フォーマットだけでなく、卸・小売・流通各社の多様なフォーマットに対応するサービスとしてラコネクトを開発した。
卸・小売・流通企業に対するメーカーの商品情報の提供業務の負荷を大幅に削減し、商品情報の提供スピードを高めることで、デジタル変革（DX）を促しつつビジネス機会の拡大を支援する。
具体的には、登録した商品情報のマスターデータから卸・小売・流通企業の個別に異なるデータフォーマットに合わせて自動的に変換・出力し、従来はメーカーが個別に各社のフォーマットに合わせて提供データを作成していた負荷を軽減できる。開発中に複数の企業と実施した実証実験では、サービスの活用によって商品情報の登録時間を50％に削減することができたという。
メーカー内で複数部門にまたがって管理している商品情報や関連画像なども、一元的に管理することができる。データの散在や、最新情報と古い情報との混同などを防ぐという利点が見込める。
2023年度までに関連サービスも含めて10億円の売上を目指す。また、卸・小売・流通企業向けの機能を段階的に実装し、メーカーから小売・流通企業に至る商品情報の流通共通プラットフォームを構築する。
