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内航船舶輸送6月、前年比14%増と回復傾向鮮明に

2021年9月29日 (水)

ロジスティクス国土交通省が28日発表した内航船舶輸送統計によると、ことし6月の総輸送量は前年同月比13.8%増の2656万6000トンだった。トンキロベースでも同8.5%増加した。新型コロナウイルス感染拡大に伴う経済停滞からの回復が顕著であることが、数字からも読み取れる。

貨物船全体では同16.0%増の1659万トン(トンキロベース同15.0%増)だった。内訳は、大型鋼船が同12.6%増の994万トン(トンキロベース同8.2%増)、小型鋼船が同21.4%増の665万1000トン(トンキロベース同30.7%増)。

コンテナ・シャーシ別では、コンテナが同34.8%増の166万1000トン(トンキロベース同30.0%増)、シャーシが同3.3%増の69万2000トン(トンキロベース同0.1%増)だった。

油送船は同13.0%増の863万7000トン(トンキロベース同1.8%減)、プッシャーバージ・台船は同3.3%減の133万9000トン(トンキロベース同2.8%増)だった。

輸送品目では、鉄鋼が同42.7%増の299万トン、石炭が同39.3%増の128万7000トン、重油が同31.7%増の159万8000トンだった。

燃料消費量は同5.8%増の1億9795万1000リットル、航海距離は同8.9%増の1168万1000キロメートルだった。