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プロロジス、米国で物流向け教育プログラムを拡大

2021年9月29日 (水)

国際プロロジスは29日、米国の労働力・教育システム変革に取り組む非営利組織「JFF」(Jobs for the Future)と協働し、全米6都市の運輸・配送・物流分野で1万人に教育プログラムを提供すると発表した。これまでの活動を拡充するもの。

プロロジスは「2025年までに2万5000人のトレーニングを実施する」ことを目標に掲げており、今後2年間でダラス(テキサス州)、トレイシー(カリフォルニア州)、ロングビーチ(カリフォルニア州)、シカゴ(イリノイ州)、ラスベガス(ネバダ州)、アトランタ(ジョージア州)の6都市で合わせて1万人規模のトレーニングを実施するほか、21年末までに米国の9つの主要物流マーケットで、新たにプログラムの提供を開始する。

同社が提供する教育プログラム「コミュニティ・ワークフォース・イニシアティブ」(CWI)は、優秀な人材の確保・雇用継続が困難になりつつある物流業界の課題を受けて18年にスタートした。

同社会長兼CEOのハミードR.モガダム氏は「すぐに働けるようなスキルのある人材は、当社のカスタマーの間でもかつてないほど需要が高まっている。需要が高く充実したキャリアにつながるスキルの習得をサポートすることは、労働者、雇用主、地域コミュニティにとって有益だ。このプログラムは、キャリア機会を創出するだけにととまらず、当社が事業を展開する地域コミュニティを強くするとともに、物流業界が健全で回復力を持った産業であり続けるよう長期的に支えることができる」と話す。

これに対し、JFFトップのマリア・フリン氏は「求職者が物流業界に入り、成長に向けて必要なキャリアパスを構築するために、プロロジスは重要な投資をしている。プロロジスとともにこのプログラムを創りあげ、このたびそれを拡大できること、また、米国の労働者が急伸する物流業界で機会を掴み向上することを手助けしているプロロジスを支援することができ、非常に嬉しく思う」と述べた。