メディカル歯科材料の通信販売事業などを展開する歯愛メディカル(石川県白山市)は7日、同県能美市の福島産業団地で新たな物流センター「能美ロジスティクスセンター」(仮称)の建設を開始したと発表した。ことし2月に計画を発表していたもので、9月16日に地鎮祭を執り行なった。完成は2023年1月となる見通し。
同社は近年の売上増や、新型コロナウイルス感染拡大における感染対策商品・衛生用品の受注増による出荷遅延の発生を受けて、商品保管能力と出荷能力の強化を検討。昨年11月に経済産業省「サプライチェーン対策のための国内投資促進事業費補助金」の交付が決定したことから同センターの建設を決定した。
投資総額は230億円で、一部を補助金で賄い、残りは自己資金と銀行からの借入金を充てる。自動倉庫設備を導入する同センターの建設により、商品の保管・出荷能力は現在の3倍以上に高まるという。
■同センターの概要
所在地:石川県能美市福島産業団地土地区画整理事業施工地区内5街区2
敷地面積:6万5329平方メートル
延床面積:5万2734平方メートル
構造:鉄骨造・地上2階建て
保管品目:15万SKU
着工:2021年11月
完成:2023年1月
稼働:2023年中旬