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トナミ傘下の京神倉庫が大阪に物流施設、3PL強化

2021年10月11日 (月)

▲大阪府箕面市に新設される京神倉庫の物流施設(出所:トナミホールディングス)

拠点・施設トナミホールディングス(HD)は8日、グループの京神倉庫(京都市下京区)が大阪府箕面市に物流施設を新設すると発表した。3PL事業のさらなる成長を図る狙い。

トナミHDグループは、中期経営計画における重点戦略として、「新規流通センター開発を通じた事業の成長」の一環として、大阪府内における物流機能の充実・強化を掲げるとともに、一部施設の老朽化への対応や自社物件比率の向上を目指している。その実現に向けた施策として、大阪府が開発し企業誘致を進めてきた、箕面市森町西地区に京神倉庫箕面支店を開設し物流機能を整備することで、事業の成長を図る。

箕面支店は、新名神高速道路「箕面とどろみインターチェンジ(IC)」から2キロメートルに位置し、大阪中心部まで30分、京都中心部・神戸中心部まで45分の距離にあり、京阪神地区へのアクセスに優れている。さらに、東海や中四国、北陸など広域アクセスにも適した立地だ。

一般ドライ倉庫、低温倉庫、冷凍倉庫の3温度帯に対応した倉庫を整備し、多様な貨物保管に対応する。1階トラックバースは、大型車両9台が同時接車可能な高床式で、冷凍冷蔵貨物の積み下ろし時の品質劣化防止のためドッグシェルターを4か所設置したほか、海上コンテナ貨物の積み下ろしをスムーズに行うドッグレベラー2基を配備。上下搬送には貨物用エレベータ1基と垂直搬送機2基を設置し作業効率にも配慮した仕様とした。

建物は耐震構造設計とし、災害時に備えたBCP(事業継続計画)対応として、非常用自家発電装置を整備。停電時には倉庫・事務所への電源供給により通常業務継続が可能だ。

▲周辺地図(クリックで拡大)

■京神倉庫箕面支店の概要
所在地:大阪府箕面市森町西2-2-22
敷地面積:7522.5平方メートル
延床面積:1万2673.86平方メートル
構造:鉄骨造・ALC版張、4階建(倉庫3層)
完成:2021年8月末