米C&W日本リサーチ責任者に熊谷氏、分析力に期待

財務・人事グローバル不動産総合サービスの米クッシュマン・アンド・ウェイクフィールド（C&W）は18日、日本のヘッド・オブ・リサーチ&コンサルティングに熊谷真理氏が同日付で就任したと発表した。物流拠点開発など国内不動産市場の分析や価値あるインサイトを提供する部門統括者として、顧客の意思決定を支援する。

熊谷氏は、不動産をはじめ株式や債券分析などを専門に、20年以上の機関投資家向けリサーチ経験を有する。世界有数の証券会社でバイサイドとセルサイドの不動産・金融セクターのリサーチに関わった後、コリアーズ・インターナショナル・ジャパンのリサーチ・サービス責任者として日本における不動産リサーチ部門の立ち上げに従事。前職のラサール不動産投資顧問では、リサーチ&ストラテジー部門におけるバイス・プレジデントとして日本の不動産市場に関する投資戦略の立案や市場見通し、リスク分析を主導した。

今回の日本リサーチ責任者への抜てきについては、熊谷氏の高い分析力とリーダーシップで市場トレンドにおける先見性の高い洞察を提供する能力を評価したとみられる。C&Wは、今回の人事を契機として、リサーチ部門の強化を通じて顧客へのサービス拡充を図ることで、「お客様を次なる潮流の中心に」とのスローガンを体現していく。