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国交省が物流改善セミナー、「2024年問題」視野に

2021年10月19日 (火)

イベント国土交通省は19日、物流改善に向けたガイドラインセミナーをオンラインで開催すると発表した。

国交省は、荷待ち時間の件数が特に多かった「建設資材」「加工食品、飲料・酒」「紙パルプ(家庭紙)」「紙パルプ(洋紙・板紙)」の4分野について、それぞれ特有の物流課題を洗い出すことで解決策を整理した分野別ガイドラインをまとめた。

セミナーは、「最近の物流政策について」「SIP(戦略的イノベーション創造プログラム)スマート物流サービス概要紹介」「分野別ガイドラインの解説」「取組事例の発表」の4つのプログラムで構成する。4分野のガイドラインの内容を解説するほか、荷主と運送事業者が協力して取り組んだ事例を紹介することで、物流業務の生産性向上につなげてもらう狙いだ。

「働き方改革関連法」による時間外労働の罰則付き上限規制が、トラック運送事業についても2024年4月から年960時間を上限として適用される。いわゆる「物流の2024年問題」だ。しかし、慢性的なドライバー不足や長時間労働の実態を踏まえると、上限規制を順守しながら現在と同水準の物流を確保することは難しい。持続可能な物流の確保には、荷主と運送事業者の協力による取引環境と長時間労働の改善に向けた取り組みが不可欠だ。

■物流改善に向けたガイドラインセミナーの概要
【第1回】「建設資材分野」/21年12月9日
【第2回】「加工食品、飲料・酒分野」/22年1月28日
【第3回】「紙パルプ(家庭紙)分野」/2年2月1日
【第4回】「紙パルプ(洋紙・板紙)分野」/22年2月18日
各回とも13時から15時
参加費:無料

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