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メガソフト「物流倉庫3D」新機能でイメージしやすく

2021年10月20日 (水)

▲CAD機能新搭載で倉庫躯体入力の省力化を実現(出所:メガソフト)

サービス・商品メガソフト(大阪市北区)は20日、物流倉庫のレイアウトやマテハン機器の提案ツールとして販売してきた「物流倉庫3D」の最新プログラムを公開したと発表した。CADの編集機能や線分から壁や部屋を自動生成する機能を新たに搭載。構造躯体の入力の省力化を実現するほか、カーテンウォールやバルコニーのデザイン変更も可能で、倉庫の外観デザインも作成できる。

物流倉庫3Dは、2020年4月に発売した物流倉庫の3Dデザインソフト。「図面だけでは完成形がわからない・伝わらない」というニーズに応え、メガソフトが1986年より取り組んできた3DCGによる「空間の見える化」技術を応用。物流・倉庫業者をはじめ、マテハン機器や製造メーカーの倉庫管理者の業務を支援してきた。

物流倉庫3Dは、製品に収録している倉庫用機器類の素材をマウスで配置するのが特徴。自在にコピーや移動ができることで、倉庫レイアウトの簡単な作成が可能だ。ワンクリックですぐに3D化できるほか、高さを含めた完成イメージを確認したり倉庫全体を俯瞰してチェックしたりすることもできる。

今回公開した最新プログラムは、倉庫の躯体入力の省力化と倉庫の外観デザインの作成機能に注力した。CAD作図機能に連結や部分削除、面取りなどの編集機能を追加。取り込んだCADデータやPDFファイルのベクターデータを物流倉庫3Dで編集可能とした。

さらに、「レイヤから部屋/壁を一括生成」「閉じている線から部屋生成」の2機能を新たに搭載。特定のレイヤに描かれた線分を指定すると、一括で部屋や壁を自動生成する。躯体入力を省力化できることで、倉庫内のレイアウト検討に使える時間を増やせるなど、業務の最適化・効率化にもつながる機能だ。

▲平面図(2D)でも立体図(3D)でも可視化(出所:メガソフト)