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丸和運輸機関、新サービス提供好調で通期上方修正

2021年11月1日 (月)

財務・人事丸和運輸機関は1日、2022年3月期の通期連結業績予想を上方修正すると発表した。ことし5月10日に公表した前回予想数値について、売上高を1200億円から1295億円に、営業利益を84億1000万円から88億9000万円に、経常利益を88億円から93億8500万円に、親会社株主に帰属する当期純利益を58億5000万円から62億5000万円にそれぞれ引き上げた。

消費スタイルの多様化や新型コロナウイルス感染拡大による宅配ニーズの高まりや、こうした動きに対応した小売物流において、物量拡大に伴い新たに開始した物流サービスの提供が業績を引き上げ、今後のさらなる事業の拡大も見込めることから、通期業績予想の上方修正に踏み切った。

同日発表した2022年3月期第2四半期累計連結決算は、売上高が前年同期比11.1%増の597億4900万円、営業利益が同1.0%減の43億3300万円、経常利益が同1.5%増の45億4400万円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同5.7%増の32億6000万円となった。

EC(電子商取引)・常温物流や食品、医薬・医療の各物流事業で、いずれも需要拡大を受けて売上高は堅調に推移したものの、利益面で燃料調達単価の上昇や新たな物流センター整備による先行投資の増加が影響し、営業減益となった。