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「日野デュトロ」「トヨタダイナ」計262台リコール

2021年11月4日 (木)

(出所:日野自動車)

行政・団体国土交通省は4日、日野自動車より中小型トラックのリコール(回収・無償修理)の届出があったと発表した。車体後面の突入防止装置の設置部位について、道路運送車両法に基づく「道路運送車両の保安基準」を満たしていないおそれがある。現時点で事故の報告はないという。

リコールの対象は、ことし8月2日から9月16日までに製造された「日野デュトロ」4型式と「トヨタダイナ」5型式の計262台。

突入防止装置において、車体後面構造部の下縁高さの設計検討が不十分なため基準高を超えるものがあり、保安基準第18条の2を満足しないおそれがある。保安基準第18条の2は、突入防止装置の取り付けについて定めている。

日野自動車は、全車両を対象に下縁の高さを点検し、基準値を超えている場合は車体後面構造部の高さを調整するほか、点検や調整が困難な車両については形状を変更した車体後面構造部に交換する措置を講じる。

保安基準第18条の2は「突入防止装置は、その性能を損なわないように、かつ、取付位置、取付方法等に関し告示で定める基準に適合するように取り付けられなければならない。」と定めている。