ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

Mujin、日立物流と共同で物流仕分け知能ロボ稼働

2021年11月9日 (火)

▲知能ロボットが靴の入ったシューズボックスを仕分けする様子(出所:Mujin)

荷主Mujin(ムジン、東京都江東区)は9日、日立物流とともに千葉県内のスポーツシューズメーカーの物流センターで3台の知能ロボットを稼働させたと発表した。靴製品の入ったシューズボックスを、店舗別に仕分けるシステムへ移す作業の自動化を実現した。

これまで人手で行われていた、外装箱の中に納められていたシューズボックスを一箱ずつ取り出して仕分け用の小型コンテナに投入する作業を、知能ロボット「MujinRobotピースピッカー」で自動化。空の外装箱の処理も担う。

複数台のロボットを稼働させることで、物流センターの自動化率を向上し、物量の波動を吸収する安定的な労働環境実現に寄与する。

これまでMujinが培ってきた高精度なロボット制御技術により、シューズボックスのサイズに応じて最適なロボット動作を計算し、隙間の少ない小型コンテナへ衝突を回避しながら配置する動きを実現。高精度な3次元認識より、事前の商品登録作業を不要とし、マスターレスでの運用を可能にした。

さらに、シューズボックスのピッキングに最適かつ外装箱の処理も可能にする特殊ハンドを自社設計。本工程の一連の作業を実現した。

■知能ロボットの稼働例(出所:Mujin)