三菱ふそう、豪でダブル連結トラック対応車を投入

荷主三菱ふそうトラック・バス（川崎市中原区）は9日、豪州市場向け大型トラック「ショーグン」のラインアップに、ダブル連結トラックに対応した新型モデル「ショーグン510」を追加したと発表した。オーストラリアで展開するFUSOシリーズの中で最高馬力を持つトラックとなる。

今回豪州で投入した新モデルは、シングルまたはダブルのトレーラーを運搬できる仕様とした。ダイムラーのOM471型6気筒エンジン（総排気量12.8リットル）を搭載しパワフルな走りを実現。車両逸脱警報装置や車両安定性制御装置、衝突被害軽減ブレーキといった先進安全装置を標準装備するほか、走行中に車両左側の走行者や車両を感知するアクティブ・サイドガード・アシスト機能もリジッドモデルに搭載する。3段階のエンジンブレーキシステムやデイタイムLEDランニングライトを採用したほか、ダッシュボードに設置した高画質のタッチスクリーンパネルやプレミアムレザーステアリングホイールにより、ドライバーが運転しやすく快適な長距離運転を支援する。

三菱ふそうはショーグン510の開発にあたり、豪州内のニーズに適合するための広範なテストを実施。豪州とニュージーランドでは量産前テストを実施し、ことし末の市場投入を予定する。今回の新モデル導入により、主要な海外の大型車市場における存在感をさらに高めていく契機とする。