産業・一般Kailas Robotics(カイラスロボティクス、埼玉県川口市)は7日、日本貿易振興機構(ジェトロ)が実施する「グローバル・スタートアップ・アクセラレーションプログラム(GSAP)2025」の「Manufacturing Tech & HardTechコース」に採択されたと発表した。同社は物流や製造現場向けに可搬型ロボットアームを開発しており、今回の採択を機に米国製造業市場への本格進出を目指す。
開発中のモバイルマニピュレーター「MobiRobo」は、移動しながら対象物をつかむことが可能なロボットアームで、6軸構造とAI(人工知能)フレームワークとの高速連携により高精度な動作を実現。超小型・軽量で、AMR(自律走行搬送ロボット)やドローンなどの移動体への搭載にも対応し、搬送や仕分け工程などでの柔軟な活用が期待される。

▲AMR搭載型MobiRoboイメージ(出所:Kailas Robotics)
今回採択されたGSAPでは、米国イリノイ州拠点のアクセラレーター「industry 4.0」と連携し、米国の大手製造業や投資家とのネットワークを活用した12週間の事業支援を受ける。プログラムでは戦略立案、メンタリング、ネットワーキング、デモデイなどを通じ、北米市場での事業展開力を高める。
同社はこれまでに、世界最大規模のテクノロジー展示会「CES 2025」で、革新的な技術に授与される「Innovation Award」を受賞。日系大手企業との協業実績もあり、ロボティクス技術での国際的な評価を得ている。
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