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世界マルチチャネル注文管理市場、年10%超で拡大

2021年11月12日 (金)

調査・データグローバルインフォメーション(川崎市麻生区)は12日、世界のマルチチャネル注文管理について、2021年からの6年間に年率10.4%で成長し、27年には41億米ドル(4680億円)に達するとの予測を明らかにした。

▲マルチチャネルにおける注文管理の市場規模(出所:グローバルインフォメーション)

マルチチャネルにおける注文管理ソリューションは、オンラインビジネス強化を目的に開発された企業間取引用のプログラム。マルチチャネルは、さまざまなチャネルからの注文を同じ種類のリストにまとめ、コストの変動時にはすべてを最新コストに変更して手配する。より多くの顧客を引き付けるのに役立つほか、既存の顧客ベースを増やす機能を持つ。

世界のマルチチャネルにおける注文管理市場の導入率は、発展途上国での小売販売やオンラインショッピングの大幅な増加により高まる傾向にある。マルチチャネルにおける注文管理は、従来のソリューションに比べて低コストであることからも、その需要は急速に伸びている。

新型コロナウイルス感染拡大も、オムニチャネルの流通の広がりを支えている。倉庫は、小売店向けのフルケースから最終顧客向けのピッキングに変わり、複数の配送方法に対応する必要が発生した。マルチチャネルにおける注文管理のトレンドは、コロナ禍の動向によるものの、今後も拡大が続くとみている。