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商船三井、「海の豊かさを守る」産学官PJに参画へ

2021年11月16日 (火)

(イメージ)

環境・CSR商船三井は15日、琉球大学(沖縄県西原町)理学部海洋⾃然科⽣物系の久保⽥康裕教授が中心となって進める「海の豊かさを守る」ための産学官連携プロジェクト「Ocean180」に参画すると発表した。

海洋⽣物ビッグデータと統計モデルやAI(⼈⼯知能)を活用して海の⽣態系を可視化し、大学などの研究機関や市⺠、⾏政、企業、⾦融機関と協働で「海の豊かさを守る」ための長期プロジェクト。プロジェクト名のOcean180は、劣化する海の状況を反転し改善させるとの願いを込めた。⽣物多様性ビッグデータ分析に基づく実効性のある海の保全再⽣アクションを推進する。

久保⽥教授は、自然史研究の成果を基に生物多様性情報をビッグデータ化し、日本全土の生物の分布を見える化する取り組みを推進している。国内外の研究者を中心に社会実装を推進するベンチャーであるシンクネイチャー(沖縄県西原町)を設立し、「日本の生物多様性地図化プロジェクト」を構築したことで知られる。

商船三井は、船舶運航データなどの提供や海洋⽣物・海運データを統合した海上物流における影響の可視化技術の開発に協力する。推進する海洋生物多様性保護に関する取り組みに、プロジェクトから得られる情報や知見を活用することで社会実装への協力や各種事業化の検討を進めていく。

商船三井グループは、2050年までのネットゼロ・エミッション達成を目指し、ことし6月に「商船三井グループ 環境ビジョン2.1」を策定。海洋環境保全や生物多様性保護などに取り組み、人・社会・地球のサステナブルな発展に貢献していくことで、青い海から豊かな未来を想像していく。

(出所:商船三井)