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商船三井、海中の微細プラのエネルギー転換に成功

2021年11月19日 (金)

▲採取したマイクロプラスチック(出所:商船三井)

環境・CSR商船三井は18日、生物研究開発ベンチャーのノベルジェン(滋賀県長浜市)が代表を務める異分野融合チーム「エコトリニティ」が、商船三井の運航船に搭載した回収装置で採取したマイクロプラスチックと微細藻類などから炭化物を製造しエネルギーを得ることに成功したと発表した。

炭化物の材料として入れるマイクロプラスチック量に応じて得られるエネルギー量も増えることが知られている。今回の実証実験の結果から、海洋中のマイクロプラスチックを回収するだけでなく、エネルギーとして活用できる可能性を示した。

商船三井グループは、次世代の地球に生きるすべての生命のために、ステークホルダーとの共創を通して環境課題の解決に取り組む。海洋環境保全や生物多様性保護、大気汚染防止などの社会的な重要課題に対して、グループを挙げて人・社会・地球のサステナブルな発展に貢献することで、海洋環境の保護と豊かな未来を開拓する。

エコトリニティは今回の商船三井との取り組みを契機として、自立分散型のごみ処理装置とマイクロプラスチック除去技術をコアに安心安全なエネルギー・水・食料を生み出すシステムの社会実装に取り組む。