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三菱自動車、郵便局EV導入で脱炭素化の実証実験

2021年11月19日 (金)

▲日本郵便仕様のミニキャブ・ミーブ(出所:三菱自動車工業)

荷主三菱自動車工業は18日、日本郵政と日本郵便(東京都千代田区)、東京電力ホールディングスの3社と共同で取り組むカーボンニュートラル化推進に向けた実証実験を本格的に開始したと発表した。

今回の実証実験は、小山郵便局(栃木県小山市)と沼津郵便局(静岡県沼津市)で、三菱自動車製の軽商用EV(電気自動車)「ミニキャブ・ミーブ」計20台を使用。三菱自動車は走行データと電池残量の推移などのデータを取得・分析し、今後導入する郵便局の集配用EV車両だけでなく、商用EV全体の走行性能の向上を視野に取り組む。

小山郵便局では運用開始時点で車両の一部をEV化し、順次切り替える。沼津郵便局では2022年1月以降に配備する予定だ。

両郵便局では実証実験の開始に合わせたセレモニーを実施。沼津郵便局のセレモニーに出席した三菱自動車の若林陽介執行役員は「現在唯一の軽商用EVバンを保有する国内自動車メーカーとして、10年超にわたり独自の取り組みを進めてきた。今回の実証実験は、『カーボンニュートラル』という大きな社会課題解決への挑戦だ」と述べた。

三菱自動車は今後も、カーボンニュートラル化に向けた活動に参画し、ユーザーの課題解決ソリューションや運用サポートサービスを提案するとともに、商品力強化につなげることでEVの普及に貢献していく。