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ANAなど、ネット注文品ドローン配送「実践的」実証

2021年11月22日 (月)

(イメージ)

調査・データANAホールディングスと、セブン‐イレブン・ジャパン(東京都千代田区)、ドローン専業メーカーACSLの3社は22日、「セブン‐イレブンネットコンビニ」の注文商品をセブン‐イレブンのコンビニエンスストア店舗からドローンで即時配送するサービスを実証すると発表した。

「セブン-イレブン日の出大久野店」(東京都日の出町)に設置したドローン離発着場から、日の出町内に設置した4か所の配送先にドローンで商品を輸送する。ドローンの上空飛行に係るLTEネットワークはNTTドコモが提供する。

今回の実証は、東京都の「ドローンを活用した物流サービス等のビジネスモデル構築に関するプロジェクト」に採択されている。配送対象者より配送料を受け取るとともに、既存店舗の駐車場を活用した発着場からのドローン離発着、セブン-イレブンの店員によるドローンへの荷物搭載の実施など、今後のサービス本格運用を想定した「実践」形式で実施する。

(出所:ANAホールディングス)

実証は、11月29日から12月19日まで。サービス提供は12月3日の開始を予定している。「日の出団地2号公園」「日の出団地3号公園」「肝要の里」「大久野病院」の4か所に配送先を設置し、住民のニーズに応じていずれかの地点で受け取りが可能とする。

今回の実証ポイントは、ドローンへの商品搭載とバッテリー交換を店舗スタッフが行うことによるオペレーション課題の抽出や、駐車スペースを減らさないためにカーポートを活用したドローン離発着スペースの確保、適正な配送料金の把握、システム連携の課題の抽出など。

ANAホールディングスはドローンの遠隔運航・管理や配送通知を含む配送管理システム、本実証とりまとめを担当。セブン-イレブン・ジャパンはセブン-イレブン店舗との調整や「セブン‐イレブンネットコンビニ」サービスの提供、ドローン離発着場の店舗への設置を行う。ACSLはドローン機体の提供と運航サポートに取り組む。