ロジスティクスANAホールディングス(HD)とセブン-イレブン・ジャパン(東京都千代田区)は27日、ドローンを活用した物流サービスの検討に関する覚書を締結したと発表した。
ANAHDとセブン-イレブン・ジャパンは2020年に共同で実証実験を開始。日本の離島や山間部における買い物の不便さを解決するためドローンを活用した輸送実証を進めてきた。今回の覚書の締結により、両社はパートナーシップを強化して問題解決を図るとともに、25年度のドローン輸送サービスの実現に向けたビジネスモデル構築やシステム連携を含めた運用体制の検討を進める。
ANAHDはドローンの運航体制の確立や機体の選定、仕様カスタマイズの検討、ドローン運航にかかる通信の安定性向上に向けた検討を進める。SEJは商品配送サービス「7NOW」(セブン‐イレブンネットコンビニ)の仕組みの活用を検討するとともに、店舗敷地内におけるドローン専用ポートの設置や注文可能商品の選定を担う。
両社共同でANAのドローン配送システムと「7NOW」との連携やドローン専用ポート仕様も検討。福岡市で2022年秋にも課題検証の実証を予定している。