M&A三菱HCキャピタルは24日、米国の海上コンテナリース企業CAI International(CAIインターナショナル)の買収手続きを完了し、完全子会社化したと発表した。取得価額は11億900万米ドル(1264億円)。
三菱HCキャピタルがCAIインターナショナルを完全子会社化した狙いは、高い成長性と安定的なリース需要を有する海上コンテナリース事業の競争力を強化し成長ドライバーの一角とすることにある。
三菱HCキャピタルは2014年に世界で海上コンテナリース事業を展開する米Beacon Intermodal Leasingを買収して海上コンテナリース事業に参入。CAIインターナショナルを完全子会社化することで、三菱HCキャピタルグループのコンテナ保有数は世界第2位グループの規模となる。
今後、両社のプラットフォームの有効活用と経験・知見の融合により、顧客ニーズに合致したサービスの拡充を実現するとともに、成長を加速することでグローバルにおけるトッププレーヤーを目指す。
三菱HCキャピタルは、海上コンテナをはじめ航空機や鉄道貨車のリース、物流施設の管理・運営など、ロジスティクスの重要な機能を横断的に提供。各事業が有する機能をより効果的に掛け合わせることで、効率的で利便性が高く、地球環境などにも配慮したロジスティクスサービスの実現を図る。