ロジスティクスアサヒロジスティクス(さいたま市大宮区)は29日、埼玉県内の物流センター2拠点に女性専用車両「クローバー」を導入したと発表した。女性や未経験のドライバーにより働きやすい環境を提供する「クローバープロジェクト」を展開。クローバー車両の導入台数は計9台となった。
アサヒロジスティクスは、クローバー車両を「狭山チルド物流センター」(埼玉県狭山市)と「花見台共配センター」(埼玉県嵐山町)に1台ずつ導入。狭山には4トン冷凍冷蔵車(いすゞフォワード)、花見台には2.95トン冷凍冷蔵車(日野デュトロ)を配備した。
クローバー車両は、クローバーをデザインした装飾を施し、運転席内をすべて覆うカーテンを設置するなど女性の快適さをに配慮。女性の身長に合わせて、ラッシングベルトの収納フックを通常より低い高さに設置しているのも特徴だ。
アサヒロジスティクスは、クローバー車両は2020年3月に初めて導入。導入拠点の業務実態に合わせた車格・装備を考慮しながら段階的に導入してきた。今後もドライバーの意見を採り入れることにより、より就労しやすい環境づくりに取り組むとともに、ドライバー確保に努める。