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ロジスティクスACSL（東京都江戸川区）は11月30日、ドローンと配送ロボットを連携させる日本郵便の配送トライアルに、国産ドローン「ACSL-PF2」を提供すると発表した。
両社は6月に日本郵政キャピタルを含めて業務提携しており、提携事業の一環として、日本郵便が実施する配送実験に国産ドローンを提供することにしたもの。
新たな取り組みとして、中山間地での省人化配送モデルを検証するため、対象地区でドローンから配送ロボットへ郵便物などを受け渡し、配送ロボットが受取人宅へ配送する取り組みを行う。
トライアルは12月1日から、奥多摩郵便局（東京都奥多摩町）の配達区内で実施。ACSLがドローンの提供と運航支援、ZMPが宅配ロボ「デリロ」の提供と運行支援、奥多摩町が地域、関係団体との調整支援を受け持つ。
日本郵便はこのトライアルに伴い、国土交通省から「補助者を配置せずにドローンを目視外飛行させる承認」を11月9日付で取得している。
■ACSLが提供するドローンの仕様
外寸：1173ミリ×1067ミリ×654ミリ（プロペラ含む）
重量：機体4.4キロ、バッテリー3.27キロ
最大ペイロード：1.7キロ→最大離陸重量9.8キロ
最高速度：水平10メートル/秒（36キロ/時）、上昇3メートル/秒、下降2メートル/秒
飛行方式：電動・自律制御
監視方式：地上局PC画面上で挙動監視（異常時警告表示、緊急着陸などの指示に対応）
その他：非常用パラシュートを搭載、運航時は最大1.7キロの荷物などを搭載、風速10メートル/秒、降水10ミリ/時まで運行可能
