
(出所:NEXCO西日本)
調査・データ西日本高速道路(NEXCO西日本、大阪市北区)は2日、KDDI総合研究所(埼玉県ふじみ野市)と共同で、5G(第5世代移動通信システム)を活用した高速道路施設管理の高度化などの実証実験を開始すると発表した。
物流事業の円滑な遂行に不可欠な高速道路の運営について、ドローンを活用した駐車場の混雑状況把握など、ドライバー支援につながる取り組みの具現化を目指す。
新名神高速道路「宝塚北サービスエリア(SA)」における5Gのサービス提供開始を受けて、5Gを活用した高速道路施設管理の高度化や効率化を実証する。
現在、サービスエリアとパーキングエリア(PA)の駐車場の混雑情報は、SA・PA内に設置された複数のカメラを用いて、混雑状況を把握している。今回、ドローンに搭載されたカメラの高精細映像を5Gの高速・大容量を活用して情報伝達することで、より速く正確に混雑状況を把握し、利用者へ情報提供する。

▲駐車場の混雑状況把握のイメージ(出所:NEXCO西日本)
SA・PA内に設置しているごみ箱については、クリーンスタッフが定期的に確認し集まったごみをごみ仮置き場へ回収している。クリーンスタッフの業務省力化やSA・PAのさらなる美化を目的として、5Gの大容量・低遅延の特徴を活かした自走ロボットなどのごみ収集を効率化するシステムについて、技術検討を始める。