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東洋メビウス、ケースピッキングロボ導入で効率化

2021年12月6日 (月)

▲富士川物流センターで稼働したケースピッキングロボット(出所:東洋メビウス)

サービス・商品東洋製罐グループの総合物流会社、東洋メビウス(東京都品川区)は1日、富士川物流センター(静岡県富士市)で新開発のケースピッキングロボットが稼働したと発表した。

これまで手作業だった、飲料製品のパレットからパレットへのケースピッキング作業を自動化した。ホクショー(金沢市)と共同開発した新ハンド搭載の4軸ロボットと川崎重工業の3D(3次元)ビジョンカメラを組み合わせた。

東洋メビウスはこの自動化により、手積み作業の効率化と省力化が向上し人手不足解消にも貢献する。人手不足の労働環境下でも顧客へ安定的で継続的な物流サービスを提供するため、積極的なマテリアルハンドリング導入を進めており、今回のケースピッキングロボット導入もその一環だ。

ケースピッキングロボットには、新開発の「2面吸着ハンド」を搭載。最大で1ケースあたり15キロのラップラウンドケース飲料でも安定的かつ毎時600ケース以上の高速で搬送できる仕様としている。1ケース単位での数量や積み付け場所の指定、各種サイズの違うパレットからパレットへの積み替えも可能だ。

作業入力・稼働状況について、ロボット設置場所から離れた場所でもモニタリングが可能なほか、衝突防止センサーなど各種安全装置も装備している。