
(出所:UPS)
メディカル米ユナイテッド・パーセル・サービス(UPS)は15日、輸送した新型コロナウイルスワクチンが10億回分に到達したと発表した。ほぼ100%の定時配送率で10億回分のワクチン輸送を1年間で達成。UPSの革新的な物流ビジネスを示す機会となった。
UPSは、独自の貨物追跡テクノロジーや業界をけん引するコールドチェーン機能、ヘルスケアサービスを世界中に提供できる広範囲で先進的なグローバルネットワークを構築。迅速で安定したワクチン輸送につなげた。
UPSは、ヘルスケア領域の顧客やグローバル組織をサポートするだけでなく、官民パートナーシップに参加して医療へのアクセスの乏しい国にもワクチンとコールドチェーンに関する専門知識を提供。UPSヘルスケアは世界中でワクチンの円滑な出荷が行えるよう500のトレードレーンのマップを作成したほか、1360トンを超えるドライアイスを使用することにより、安全にワクチンを輸送した。
UPS最高セールス&ソリューションズ責任者兼UPSグローバルヘルスケアのバイスプレジデントであるケイト・ガットマン氏は「UPSがこのような偉業を成し遂げることができたのは、グローバルネットワークで働くすべての人々がパートナーや顧客と力を合わせてワクチンの輸送を加速させることで、地域社会の安全確保に向けた努力を続けてきたからだ」とコメントした。