ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

ゼンリン、山間での遠隔診療モデルの実証に参画

2021年12月17日 (金)

メディカルゼンリンは17日、埼玉県秩父市の山間地域における医療機会の維持・確保に向けた有効性を評価する実証に参画したと発表した。

秩父市生活交通・物流融合推進協議会では、秩父市の山間地域における少子高齢化によるヒトとモノの移動を支援するため、物流・公共交通ネットワーク「秩父モデル」構築への取り組みを2020年11月から展開。秩父市とゼンリンをはじめ、三菱総合研究所や西武ホールディングス、JP楽天ロジスティクス、早稲田大学など計12者が参画している。

ゼンリンは、秩父市大滝国民健康保険診療所において、12月9日から17日までの4日間、遠隔医療を実証する取り組みに参画。今回の実証実験は、看護師が患者の自宅に訪問し、診療所の医師が診察を行うオンライン診療モデルを実施し、技術面・運用面における課題の抽出や実用化への有用性を評価した。

ゼンリンが開発した「秩父ダッシュボードシステム」により、看護師の患者宅への移動状況をリアルタイムに把握し、医師へ適切なタイミングで通知をすることで、オンライン診療の準備作業の効率化を支援する。

ゼンリンなどは、今回の実証を通じて得られた遠隔医療の有効性を踏まえて、今後の実用化を見据えた検討を進める。

▲秩父ダッシュボードシステムを用いた実証実験のイメージ(出所:秩父市生活交通・物流融合推進協議会)

埼玉・秩父で複数モビリティ融合型配送実証に成功