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プロロジス、災害時施設利用で2自治体と協定締結

2021年12月20日 (月)

環境・CSRプロロジス(東京都千代田区)は20日、神奈川県と同県座間市の2自治体に対して、それぞれ災害時に物流施設を開放する協定を結んだと発表した。

プロロジスは全国各地に、効率的な荷物の保管・搬出が可能な物流施設「プロロジスパーク」を手がけており、災害発生時には施設の所在する市町村と連携することで、地域の安全・安心を支援する活動を展開している。プロロジスは、今回の協定締結を契機として、「プロロジスパーク座間1」「プロロジスパーク座間2」(座間市)を災害時の拠点として、市民に避難場所などとして提供する。

▲プロロジスパーク座間1(出所:プロロジス)

神奈川県とは12月8日、「災害時における広域物資輸送拠点の開設等に関する協定」を締結。災害発生時に政府などから神奈川県に提供される緊急物資の受け入れや保管のほか、被災市町村への搬出などを行う拠点として、プロロジスパークの敷地の一部を提供する。

座間市と16日に結んだ「災害時等における施設の提供協力に関する協定」は、座間市内に大規模な浸水や土砂災害等が想定される場合に、避難してきた座間市民の自家用車両を受け入れる。

▲(左)山田御酒・プロロジス日本法人代表取締役社長、(右)佐藤みと・座間市長(出所:プロロジス)

プロロジスパークは、非常時にも車両がアクセスしやすいランプウェイなどBCP(事業継続計画)を意識した設備を整えているほか、利用者への快適性に配慮したアメニティ仕様が特徴だ。こうした施設の特性を生かし、これまでにも京都府京田辺市や千葉市、兵庫県猪名川町、埼玉県川島町などと防災協定を締結。西日本を地盤にコンビニエンスストアを展開するポプラ(広島市安佐北区)は、関西圏のプロロジスパークと「災害時の物資供給に関する協定」を結んでいる。

プロロジスは「社会インフラとして先進的物流施設の重要性が増すなかで、引き続きESG(環境・社会・企業統治)に配慮し、地域の皆様に貢献できる事業活動を継続していく」としている。