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GROUND、ソリューション統廃合で顧客対応強化

2021年12月21日 (火)

荷主GROUND(グラウンド、東京都江東区)は21日、ビジョン「すべての人にとって永久に持続可能な物流の未来へ」に基づいた経営・事業戦略を踏まえ、提供するソリューションを統廃合すると発表した。

自社開発ソフトウェア領域では、AI(人工知能)を活用した物流施設統合管理・最適化システム「GWES」(ジーダブルイーエス)による、AI物流ソフトウェア「DyAS」(ディアス)の発展的統合を2021年11月に実施。GWESはDyASで開発した各種機能を継承・拡張しており、さらに新たな機能モジュールを備えた拡張性の高いパッケージシステムとして、市場展開を加速していく方針だ。

▲GWESの構成・連携イメージ(出所:GROUND)

GWESの販売・導入支援・保守サポート体制を再構築し、グラウンドからの直接販売に加えて、広くパートナーシップを募り、代理店を通した提供も開始している。

ロボットソリューションでは、棚搬送型ロボット「Ranger GTP」(レンジャー・ジーティーピー)について、このソリューションのメーカーである米国企業による製品名の変更に合わせて、国内における1次販売代理契約を締結するグラウンドでも、製品名を「Butler」(バトラー)から「Ranger GTP」へと正式に変更する。

▲Standard Robotsの自律型協働ロボット「Oasis」(出所:GROUND)

中国Standard Robots(スタンダード・ロボッツ)製ロボットソリューションでは、自律型協働ロボット「Oasis」(オアシス)シリーズと無人搬送フォークリフト「Gulf」(ガルフ)シリーズについて、グラウンドは物流領域における工程間搬送への応用が可能であると判断。作業効率改善を支援するロボットソリューションとしてOasisシリーズとGulfシリーズの提供を開始する。

さらにグラウンドは、中国KEENON(キーノン)製ロボットソリューション「T」(ティー)シリーズの提供を開始。世界のニーズを捉えたKEENON社製のロボットソリューションが物流領域における工程間搬送にも寄与できると考え、自動搬送ロボット「T」シリーズの提供を開始する。

■自動搬送ロボット「T」シリーズ

一方で、米国Soft Robotics(ソフト・ロボティクス)製ロボットソリューション「SuperPick」(スーパーピック)と新型汎用ピッキングハンド「mGrip」(エムグリプ)について、1次販売代理契約期間の満了に伴い、グラウンドでの取り扱いを終了した。

グラウンドは今回のソリューションの統廃合を契機とし、先端テクノロジーを活用したソリューションの企画・開発・提供を通して、物流・EC分野のDX(デジタルトランスフォーメーション)化をさらに推進・けん引していく。