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「プロロジスパーク古河4」起工、23年3月完成へ

2021年12月22日 (水)

拠点・施設プロロジスは22日、マルチテナント型物流施設「プロロジスパーク古河4」(茨城県古河市)の建築工事に着手したと発表した。プロロジスが当地で開発する「プロロジス古河プロジェクト」の一環で、23年3月末に完成予定だ。関東の「ど真ん中」で各地へアクセスしやすい立地と多様なニーズへの対応力を武器に、荷主企業などへの訴求を図っていく。

プロロジスパーク古河4は、首都圏中央連絡自動車道(圏央道)を経由して首都圏各地や東北・信越など広域アクセスに優れた立地が強み。関東全域だけでなく東日本における広域配送拠点としても最適な立地だ。マイカーやJR線の通勤圏には60万人超の人口を擁し、従業員確保にも有利な地域だ。

開発地では、プロロジス古河プロジェクトとして合計10万6000平方メートルの敷地に3つのBTS型物流施設「プロロジスパーク古河1・2・3」が稼働中だ。

プロロジス「古河プロジェクト」の俯瞰イメージ(出所:プロロジス)

「プロロジスパーク古河4」は、ワンフロア最大3万平方メートルでの効率的なオペレーションが可能な設計とし、大規模なマテハン導入・自動化にも適した仕様とする。施設の相互通行のスロープを南北2か所に設け、1・2階はフロアに両面バースを備えるほか、3階は大平面を確保する。

2・3階は、保管効率を重視したメゾネット形式とし、梁下有効高を最大で8.6メートルとする。日用雑貨・消費財などの高積みやラックの4段積みも可能で、保管効率が格段に向上。ロボットストレージシステムなどのさらに効率的な運用も可能だ。施設全体で最大6企業の入居に対応し、最小賃貸面積は1万2200平方メートルから利用できる設計とする。

施設内には、働く人のためのカフェテリアやコンビニエンスストアも整備。安全な保管場所の需要が急増している化粧品やアルコール類などの保管も可能な小型倉庫を敷地内に併設。工業専用地域の特性を活かし、さまざまな業種・用途の物流需要に対応する。

プロロジスは22日、当地で起工式を執り行った。古河市の近藤かおる副市長や、工事を担当するフジタ(東京都渋谷区)の奥村洋治社長、プロロジスの山田御酒社長らが参列。工事の無事と事業の発展を祈願した。

プロロジスパーク古河4の概要
所在地:茨城県古河市北利根15
敷地面積:6万8123平方メートル
延床面積:12万3266平方メートル
交通:首都圏中央連絡自動車道「五霞インターチェンジ」6キロ