menu、商品配達距離を2倍に広げ顧客層拡大へ

フードmenu（メニュー、東京都新宿区）は7日、デリバリー&テイクアウトアプリ「menu」の店舗からの配達距離を3キロから6キロに拡大すると発表した。宅配エリアを拡大し注文機会を増やすことで、競合するサービスとの差別化を図る狙いだ。

menuは、ユーザーごとに好みを認識し店舗掲載表示順を最適化する独自レコメンドAI（人工知能）を開発。豊富な加盟店舗の選択肢のなかから、注文者の趣向に合った店舗を見つけやすくなる体験を提供できるのが強みだ。

全国47都道府県で計8万2000店舗が加盟。配達可能距離を2倍に広げることで、東京23区内の一部エリアを商品配送先に設定した場合、宅配の注文可能な店舗数は3倍以上になる。

menuは、加盟店舗の増加により、利用者が選択しやすい対象店舗数を確保するために配達距離を3キロと設定していた。今回の配達距離拡大により、選択できる範囲内で店舗ラインアップをより充実させるとともに、顧客層をさらに広げる狙いだ。