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環境に優しいエチレン輸送船、2年後めどに導入

2022年1月14日 (金)

環境・CSR丸紅とENEOSは14日、プラスチックなどの基礎原料となるエチレンの海上輸送で、丸紅が製造する環境負荷の低い輸送船を、2024年をめどに導入すると明らかにした。新造船は環境に優しい液化天然ガス(LNG)と低硫黄重油の二元燃料を使った船で、日本から輸出するエチレン輸送船に導入されるのは初めてという。従来船に比べて二酸化炭素排出量を約40%減らすとしている。

両社はENEOSがエチレンを製造し、丸紅がENEOSの顧客に販売したり輸送したりするエチレン供給でビジネス関係を構築している。同日、エチレン輸送船に関する合意に関する覚書を締結したと発表した。今後、エチレンのサプライチェーンにおける脱炭素化に向けて検討を進める中で、最初の取り組みとして新たな輸送船の導入を決めた。

▲新造するエチレン輸送船(出所:ENEOS)