荷主ENEOS(東京都千代田区)は26日、川崎製油所(神奈川県川崎市)のエチレン製造装置の一部停止を前提とした生産・供給体制の最適化に向けた検討を開始すると発表した。
同社によると現在の石油精製販売・石油化学を取り巻く環境は、国内石油化学製品の構造的な需要減退やアジアを中心とした国際競争の激化に加え、中国を中心とした石油化学装置の新増設と日本国内のエチレン需要減退により、エチレン製造装置は低稼働を余儀なくされる厳しい状況が続いている。
これらの状況を総合的に勘案した結果、製油所・製造所の生産・供給体制の再構築が急務と判断し、川崎製油所のエチレン製造装置の一部を停止することを前提にエチレン製造装置の稼働率向上および固定費削減による事業強化を目指す。停止時期は2027年度末を目途とする。
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