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三菱倉庫とキユーソー、食品・医薬輸送で業務提携

2022年1月31日 (月)

(イメージ)

ロジスティクス三菱倉庫とキユーソー流通システムは31日、食品や医薬品の輸配送にかかる業務提携を同日付で結んだと発表した。双方の物流機能を相互に補完することで、輸送品質のさらなる向上や新規サービスの創出を図る狙いだ。

消費スタイルの多様化や新型コロナウイルス感染拡大に伴い、食品や医薬品業界における輸送品質のさらなる向上を図る動きが加速している。宅配ニーズの高まりによる食品の冷凍冷蔵輸送の需要が拡大していることに加えて、医薬品の適正流通における低温輸送技術への期待が高まっている。

三菱倉庫とキユーソー流通システムは、こうした動きに対応できる事業基盤を急ぐ必要があると判断し、業務提携を決定した。三菱倉庫が持つ物流拠点や輸出入貨物の取扱ノウハウと、キユーソー流通システムの強みとする4温度帯管理の可能な全国輸配送ネットワークを組み合わせることにより、「食と医を支える新しい物流プラットフォーム」を構築し新たな価値を提供していく。

三菱倉庫とキユーソー流通システムは今回の提携を契機として、食品分野で物流機能を補完しあうことで、温度帯や川上・川下を問わず、サプライチェーンを一手に担える体制を構築していくとともに、より効率的で高品質な共同配送網の構築にも取り組む。医薬品分野では、キユーソー流通システムが持つ全国の輸配送網を、三菱倉庫が得意とする医薬品物流に導入することで、より安全安心で高品質な物流サービスを提供するほか、新たな物流業務の獲得を目指す。新規物流サービスの構築も検討していく。

さらに、東南アジアや中国など海外拠点での連携や、冷凍冷蔵EC(電子商取引)事業など新規サービスの共同開発を検討する。