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アルフレッサ、つくばに医薬品物流センター建設

2022年2月17日 (木)

メディカルアルフレッサ(東京都千代田区)は16日、関東エリアにおける医薬品物流の高度化と効率化を図るため茨城県つくば市に新物流センターの建設を開始したと発表した。2024年5月の稼働開始予定。

新物流センターは、茨城県、栃木県、千葉県全域に加え、埼玉県、東京都の一部をカバーする最新鋭の最大物流拠点となる予定だ。デパレタイズロボットやクロスベルトソーターなどの最新設備を導入し、高い生産性と出荷精度を実現する。

▲新物流センター完成イメージ(出所:アルフレッサ)

建物全体には免震構造を採用し、72時間稼働する大型非常用電源を設置するなど、災害時でも継続的に医薬品を供給することのできる体制を整える。

また、厳格な温度管理などが求められる、医薬品の流通過程における品質保証を目的にした基本的な指針「GDPガイドライン」に準拠した管理体制も構築。さらには、高サービス、高品質な医薬品配送を可能にする設備を備える。

対面検品を不要とした「パッケージ納品」(99.999%以上の高い精度で出庫された医薬品を専用のオリコンに梱包し、顧客へ届けるまでオリコン内の医薬品に誰も触れることのない納品システム)による医薬品配送や、再生医療等製品庫設置による再生医療等製品の流通への対応、特殊管理品の流通管理プラットフォーム「NOVUMN」(ノヴァム) の対応力も増強する。

常磐自動車道および首都圏中央連絡自動車道の交差ポイントという交通アクセス至便な場所に位置し、茨城県、栃木県、千葉県の全域のみならず、埼玉県、東京都の一部の医薬品配送をカバーする。

同社は「災害に強く、最新鋭の設備による高い生産性と出荷精度を誇る当社グループの最大の物流拠点として、地域医療に貢献していきたい」とコメントしている。

新物流センターの概要
名称:つくば物流センター
所在地:茨城県つくば市上横場2143
敷地面積:4万5171平方メートル
建築面積:1万8640平方メートル
延床面積:4万6921平方メートル
構造:鉄骨造、3階建て
保管品目:最大2万5000品目
設備投資額:246億円(土地、建物、設備、備品等)