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長崎税関、2021年は不正薬物と銃砲は摘発なし

2022年2月18日 (金)

ロジスティクス長崎税関は16日、2021年に管内(長崎県、福岡県、佐賀県の有明海に近接する地域、熊本県、鹿児島県)で発生した関税法違反事件の摘発・処分状況を発表した。

長引く新型コロナウイルス感染症の影響で海外からの入国者数が激減した結果、不正薬物や拳銃などの銃砲の摘発は2年連続で0件だった。不正薬物や銃砲など以外に当たる「無許可輸出入事犯」も、前年比81.8%減の2件と大幅に減少した。

同税関は「全国的に旅客からの摘発が減少傾向である一方、郵便物や商業貨物を利用した密輸が増加している」と指摘。他の税関を経由して管内に届く郵便物について「厳正に処分している」とした。今後も水際対策として、警察や海上保安庁など関係機関との取り締まりの実施や、民間からの情報収集の強化などの取り組みを進めるとしている。

▲密輸品の一部(出所:長崎税関)