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ESR、兵庫県川西市に関西最大級の物流施設開発

2022年3月1日 (火)

拠点・施設香港に本社を置きアジア太平洋各国で物流不動産やデータセンター開発を手がけるESR(イーエスアール)は3月1日、物流施設「ESR川⻄ディストリビューションセンター」(川西DC、兵庫県川西市)の開発計画を発表した。

▲「ESR川⻄ディストリビューションセンター」完成イメージ(出所:ESR)

全体で50万5647平方メートルの敷地を確保し、2工期で計4棟を整備。うち第1工期は、502億円をかけて14万4852平方メートルの区画に2棟の物流施設を2023年7月に着工し、24年12月に完成する予定だ。第2工期は25年以降に建築工事に入る。関西圏で最大級となる開発プロジェクトが動き出す。今後、新名神高速道路の全通を見据えた大規模物流プロジェクトの機運も高まりそうだ。

ESRの川西DCは、第1工期で地上6階建てのマルチテナント型物流施設を2棟整備する。シングルランプ式で広々とした敷地を生かした高効率な物流サービスを展開できる仕様とする。

▲所在地(出所:ESR)

交通アクセス面では、新名神高速道路「川西インターチェンジ(IC)」まで3.8キロと近く、新名神を経由して大阪市中心部を含めた関西圏各地への移動が容易であるほか、西日本や中京圏、北陸など広域アクセスにも対応した立地が特徴だ。

従業員確保の観点における優位性も高い。近隣には阪急北ネオポリス地区など大規模ニュータウンがあり、能勢電鉄の最寄駅も近い。

ESRは今後、第1工期における具体的な機能や構成について検討していく。第2工期については、物流ニーズの推移を注視しながら最適な仕様の策定を進める。

ESR川西DCの概要
所在地:兵庫県川⻄市東畦野、東多田の各一部
敷地面積:【全体】50万5647平方メートル【第1工期】14万4852平方メートル
延床面積:8万9800平方メートル/9万5700平方メートル
用途地域:工業地域
構造:免震構造、地上6階建て(2棟とも)