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佐川の荷物を郵便局で受け取れるサービスを実証

2022年3月2日 (水)

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調査・データ日本郵便(東京都千代田区)と佐川急便(京都市南区)は1日、佐川急便の荷物を郵便局で受け取れるサービスの実証実験をことし4月に開始すると発表した。

日本郵便と佐川急便は、2021年9月に「持続可能な物流インフラ・サービスの共創」に向けた協業で基本合意。佐川急便の荷物の郵便局での受け取りサービスについても、両社で協業内容を検討してきた。

佐川急便が配達し不在で持ち戻った荷物について、近くの郵便局で受け取れるサービスを実証。東京都内の複数の郵便局で実験を行う。物流業界で課題になっている配送など現場業務の従事者不足への対応も含めて、実証実験の効果を検証して業務効率化につなげていく。

また、両社は1日、東京都内と福島県郡山市の間でトラックの共同運行を開始。東京都内と九州における拠点間輸送の共同運行便も4月以降に開始する。輸送の共同化により輸送車両を削減し効率化を図るとともに、CO2排出削減に寄与する。

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両社の協業による他の取り組みについては、日本郵便のポスト投函型小型宅配「ゆうパケット」について、21年11月に首都圏の一部地域で佐川急便が預かり日本郵便の配送網で届ける取り組みを開始。日本郵便の国際郵便サービス「EMS」についても、ことし2月に全国の佐川急便で取り扱いを始めた。佐川急便が預かり日本郵便に差し出し「EMS」の配送網で届ける。

さらに、日本郵便グループ会社である郵便局物販サービスが販売する一部のカタログ掲載の保冷商品について、佐川急便が配送する取り組みを1日に始めた。