国内西濃運輸(岐阜県大垣市)は2日、CO2や汚染物質を排出しないEV(電気自動車)トラック2台を新たに導入したと発表した。走行テストを経てことし4月から、コンシューマーエレクトロニクス系顧客の製品配送業務の専属車両として活用する予定だ。

▲三菱ふそうトラック・バス製「eCanter」(出所:西濃運輸)
政府が目標に掲げる「2050年までのカーボンニュートラル実現」に向けて、物流業界は脱炭素化の取り組みを推進する機運が高まっている。西濃運輸はEVトラックの導入を契機として、脱炭素社会の実現に貢献するとともに、環境対応に積極的な企業姿勢を示すことによる企業価値向上にもつなげる。
三菱ふそうトラック・バス(川崎市中原区)製の3トントラック「eCanter」(イーキャンター)で、西濃運輸では初のEVトラックとなる。
西濃運輸は、脱酸素社会の実現に向けて専用列車(ブロックトレイン)やダブル連結トラックの運用などのモーダルシフトを推進。今回導入するEVトラックは、グループの西濃シェンカー(東京都品川区)とのグリーン物流共同プロジェクトとして実現した。