環境・CSR西濃運輸(岐阜県大垣市)は16日、公式ホームページ(HP)に国内輸送の運賃を見積る際の二酸化炭素(CO2)排出量を算出する機能を5月17日に追加すると発表した。SDGsを意識した活動の一環だ。
算出するCO2排出量は、平均の集配距離や燃費、積載率など車両の実測値を指標に「ロジスティクス分野におけるCO2排出量算定方法共同ガイドラインVer.3.1」を用いて、改良トンキロ法で算出。参考値として、ガイドラインの参考表として示されている指標を用いた混載輸送や貸切輸送の場合も計算できる。
近年、持続的な社会を実現するための取り組みとして、脱炭素化を推進する活動に注力する企業が増えている。西濃運輸は、脱炭素を主要課題と位置づけるとともにSDGsの実現につなげる様々な取り組みを推進している。今回の公式ホームページにおける二酸化炭素排出量を可視化する取り組みを契機として、多くの企業や団体とともにSDGs実現に向けた活動をさらに展開していく方針だ。