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阪急阪神エクス2月、輸出好調も輸入12か月ぶり減

2022年3月7日 (月)

(イメージ)

調査・データ阪急阪神エクスプレス(大阪市北区)が7日発表した2月の航空貨物取扱実績によると、日本発航空輸出混載重量は前年同月比13.7%増の5856トンで、15か月連続で前年比プラスとなった。一方、輸入通関件数は7.8%減の1万144件で、こちらは12か月ぶりに前年同月を下回った。

新型コロナウイルス感染拡大に伴う経済停滞からの回復基調が鮮明になった前年同月実績の水準をさらに上回っていることから、同月における新型株「オミクロン株」の広がりによる航空貨物の輸出取扱量への影響は限定的だったとみられる。

輸入は21年秋までの前年同月を大きく上回る状況から落ち着いてきた。3月は以降は、ロシアのウクライナ侵攻による世界経済への影響を見定める動きが広がると予想されることから、輸出入ともに不透明な推移となる可能性もある。世界で続いているオミクロン株の感染も含めて、今後の国際貨物輸送サービスの動向は先を見通せない状況だ。